



大学生も社会人もみなさん
“ぼっち”で悩んでいるんだ。
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「職場ぼっち」経験が5割超!
20代男性会社員 寂しい現実
学生の間で使われている“ぼっち”(=ひとりぼっちで過ごしている人)だが、実は会社員にも少なくないよう。20代の男性会社員200人に実態を聞いたところ、なんと過半数にあたる130人が「会社生活で“ぼっち”を感じる/感じたことがある」と回答した。
経験者によると、“ぼっち”にならないためには「最初にいろんな人に話しかける」「気持ちよく挨拶する」と、ちょっとした勇気を出すのがコツだとか。
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リクルート「R25」2014.5/15-6/4 から
前回でも書いた“ぼっち”の話をつづけてみるよ。
★★★定期更新は★★★
原則週2回(水・日)+増刊で予定です。
新緑の季節だ5月ファイト
★★★☆☆☆☆★★☆☆
■苦しいことには違いないから
対人コミュニケーションが苦手で“ぼっち” になって
どうしようもなく苦しむケースもあります。
前回のtarebonは、たしかにこういうことを書きました。
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ぼっちというのは
“卓越したプロフェッショナルな人格に成長するための、大切な資質”
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tarebon就活ポインター2014.5.14
しかし「だから修行のように耐えよ」というのも
かなり厳しい話であります。

(画像http://prcm.jp/album/hikageasuka/pic/20719499より)
仕事でも生活でも必要な、最低限のコミュニケーションの方法を
一緒に考えていこう。
■相手に関心を持ってみよう。
まずは古典的なアドバイスから紹介するよ。
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われわれは現実を受け入れなければならない。たとえば自分の店の商品を買ってもらおうと思えば、広告したり売り物として陳列したりしないとだめである。
したがって自分を世間に認めてもらうためには自己主張しなければならない。
ただし自分をよく顧みて、うそのない本物の自分の姿を見せることである。
内気すぎて損をした人は大勢いる。かといって、内気になるなといっても仕方がない。
年がら年中、人前や話し合いの場で気おくればかりしていると、つまらない人間だとさえ思われかねない。そのような態度は、極力とらないようにすることである。
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W・A・オールコット/竹内均訳「知的人生案内」三笠書房 1984年初版
(原著は1845年、ボストンで発行)
翻訳者(そして著名な地球物理学者でもあった竹内均:1920- 2004)のあとがき解説も参考にどうぞ。
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どんな人でも、何か一つぐらいは得意な分野があるはずだ。だから人と話すときには、まず相手がどんなことに秀でているのかを突きとめ、それを話題にするのがよい。
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前掲書あとがきから
“ぼっち”状態の時は、「他人が自分をどう思うか」ということに敏感であっても
「他人をどう思うか」という他者への関心には鈍感になりがちです。
「他人に興味・関心を持ってみる」ということが最初の第一歩だと思うよ。
■相手を尊重してみること
tarebonが女子大のキャリアセンターにいたとき
女子職員さんからのワンポイント・アドバイスで
「学生が相談にやってきたら、ぜひ苗字ではなく“下の名前”でよびかけてあげてください」
と言われたことがあります。
苗字だけではなく、名前という“固有の属性も尊重する”という姿勢が
コミュニケーション(カウンセリング)のポイントになったことは多かったです。
たとえばこんな感じで
周囲の人に興味・関心を持って接するという態度を忘れないように心がけておき
タイミングを見計らって“こちらから声をかける”というアクションを
していくのも良いと思うよ。
※最初は“軽く挨拶を交わす”という程度でいいので、あせらずいこう。
※むろん男性が女性にいきなり下の名前で呼びかけるとトラブルになるぞ。
(→そういうことをやってみよう、という話ではありませんからね)
■武士も悩んだ“ぼっち”の対処
昔から、いろんな知恵があるわけだね。
そういうものを勉強してみるのもいいんじゃないかな。
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『言志四録』(佐藤一齋)から
「冷ニ耐エ、苦ニ耐エ、煩ニ耐エ、閑ニ耐エ、激セズ、躁ガズ、競ワズ、随ワズ、以テ、大事ヲ成スベシ」
人生は冷たくされることも多いし、ひやめしをくわされることもある。だが、その冷たさに耐える工夫を持っていなければならない。苦痛に耐える。耐えるたびに少しずつ人生が見えてくる。
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(伊藤肇「人間的魅力の研究」日経ビジネス文庫2000年版から)
“ぼっち”を考えることは
5月を乗り切る工夫でもあります。
大学生活と、就活と仕事を応援、応援するぞー!
2014.5.18
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